ジャンプで連載中の作品
「あかね噺(ばなし)」
ここ最近…特に今回掲載された20話がむっちゃ面白かったので感想が書きたくなった!
先ずね、落語がテーマってので最初は読んでなかった。
だってぶっちゃけ地味やし興味ない分野だし?主人公も女子高生やったから
「はいはい。ここ最近多いJKが年配の趣味をキャピキャピやる系ってやつね」
みたいな感じで食わず嫌いならぬ読まず嫌いをしてたのだ。
ところが
どっこい!
ジャンプなんでね、読んでなくてもペラペラページめくる時にチラッと目につくじゃん?
それで気付けたのだ。
あかねに!
兄弟子達が出来ている!
ダイ大感想読んでいる人は知ってると思うが、私は「兄弟弟子達の絆」ってのがべらぼうにツボなんや…
あかね噺もそれ!!
弟子入りしたばかりのあかねに兄弟子達が色々教えてくれたり心配してくれたり…しかも落語の兄弟子は「○○兄さん」って呼び方するからガチで兄ちゃんいっぱい出来たみたいで一気に興味湧いた!
で、読んでみて分かったが「あかね噺」は全然キャピキャピ系じゃなかった。
先ずあかねがキャピキャピしてない。
さっぱりしていて男前、格好いいという言葉のがしっくり来るような女の子だった。(落語してるとき男性用の着物着てるしな)
で、内容も非常に熱血!!!
感覚としては「ヒカルの碁」を読んだ時に近い…
「落語(囲碁)全然知らんが、なんかすっげーカッコ良くてグングン引き込まれるんですけど?!」っての!
更にいえば、その全然知らなかった知識も話の途中途中で説明があるから大丈夫ってのも一緒!
で、そんな「あかね噺」
今やってる新章から加速度的に面白くなったと思う。
可楽杯編!!!
学生の若い落語家達の大会!!!
因縁の落語家が審査員だとか、あかねの年齢離れした技術が披露されるとか面白さのポイントは色々あるんやけど一番盛り上がった理由はやはりこの二人。
同年代であかねのライバル
「からし」と「ひかる」の存在!!!
すでに「阿良川 魁生」という同年代はいたがあの子は格上過ぎてライバルとはまだ言えず…
そうゆうのじゃなくてマジで肩並べて切磋琢磨できそうな、それでいて全員才能ある、そういうライバルがこの二人なんや!
先ず今回の20話で遂に実力を見せた
練麿家 からし!
すっげーキャラ良いんだよね、からし。
飄々として掴めない、それでいて妙に発言に説得力ある。
この子の
「人生成功させる為に必要な資本、コレなぁんだ?」
「正解は信頼出来る自分自身(自己肯定感)」
というセリフは中々胸を打ったわ。
んでもって
「主人公のあかねの方が技術は上。しかしその差を改作落語というアイディアで埋めてる」
っての、これが良い!
タイプが違うんだよね!
そしてそして!次(21話)はひかるの番!
個性高いからしと違い、ひかるは
「人気声優で見た目綺麗だが、そこまで特徴のない大人な女性」
って印象だったのよね、最初。
でも、実は方言喋る田舎っ子で都会の女を演じてただけとか、
あかねの背景を少し聞いて
「バチむかつく💢」
と一人で「絶対あの子には負けない!」ってなってるの見て、
「ひかるというキャラは一番共感出来る^_^」
ってなった。
何かを目指す時、
最初からスタートラインに立ってる人と
スタートラインに立つために先ず凄い戦わないといけない人…
っていると思うんやけど、ひかるは後者なんやと思う。
そういう人間から見たら、あかねは「落語を学ぶという意味で非常に恵まれた環境で育っている」ってなって…
そりゃイラァって来るよなっとね。
むっちゃ人間味ある( ◠‿◠ )
声優だけあって声と演技力は強いと思うし、非常に楽しみだわ!
ピピピみたいにこれから1話1話感想書くか決めてないけど、時間があればやっていきたいな〜
感想終わり